ディフェンダー最速の「OCTA」、ダカールラリー参戦へ

ディフェンダーOCTA
ディフェンダーOCTA全 3 枚

ランドローバーは、高性能モデル『ディフェンダーOCTA』をベースに、2026年からダカールラリーとFIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)に参戦すると発表した。

ディフェンダーOCTAは、『ディフェンダー』シリーズ中最速かつ最高の性能を誇るモデル。全地形対応の走破性と強靭さを兼ね備えており、ラリーレイド競技車両に求められる要素を満たしている。

ランドローバーは、W2RCの全5戦に2台体制で参戦する予定だ。また、同選手権の最高峰イベントのダカールラリーには3台体制で挑む。いずれも市販車ベースの「ストック」カテゴリーでの参戦となる。

2026年に向けて、FIAとダカールラリー主催者は高性能4x4車やSUVの人気の高まりを受け、ストックカテゴリーの競争力を大幅に高める新規制を導入する予定だ。この新規制により、ディフェンダーの極限の耐久性と性能を本格的に示す機会が得られることになる。

ディフェンダーOCTAディフェンダーOCTA

競技用車両の核となるのは、ディフェンダーOCTAに搭載されているD7x(エクストリーム)ボディアーキテクチャだ。軽量アルミニウムモノコック構造を採用しており、従来の「ボディオンフレーム」設計の3倍の強度を持つ。

競技用車両は、ディフェンダーOCTAのボディアーキテクチャ、トランスミッション、ドライブラインレイアウトを共有し、4.4リットルツインターボV8エンジンを搭載する。これにより、市販車の性能をそのまま競技の場で示すことが可能となる。

ランドローバーは既に競技用ディフェンダーのテストと開発プログラムを進めており、2025年後半にはテストイベントとチーム発表を予定している。2026年のダカールラリーとFIA世界ラリーレイド選手権への参戦に向け、着々と準備を進めている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  2. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  4. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  5. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る