ホンダの米国部門は、伝統の汎用エンジン「GXシリーズ」のラインアップを拡大する新しいプロトタイプを発表した。新たに導入される「iGX400」と「iGX430」エンジンは、商業用建設機器向けに高性能、高付加価値、多機能性、そしてコンパクトな設計を兼ね備えている。
これらの水平軸エンジンには、スマート燃料噴射(FI)技術と統合型電子自己調整レギュレーター(STR)ガバナーが搭載されており、ドライブバイワイヤーのリモートコントロール機能によってエンジン操作の主要な側面を管理することが可能となっている。
燃料噴射技術の採用により、運転効率が向上し、エンジンチョークが不要となり、燃料関連のキャブレター問題が軽減され、長期保管後の始動がより容易かつスムーズになる。また、ホンダの自己調整レギュレーター(STR)ガバナーは、スロットル開度を電子的に制御することで、従来の機械式ガバナーシステムで見られるエンジン回転数の低下を最小限に抑える。