中国吉利、インドネシアで電動SUVを現地生産へ…右ハンドル市場攻略の足がかりに

中国の吉利汽車がインドネシア市場に本格参入。主力電動SUV『EX5』の先行販売を開始
中国の吉利汽車がインドネシア市場に本格参入。主力電動SUV『EX5』の先行販売を開始全 4 枚

中国のジーリーオート(吉利汽車)が、インドネシア市場への本格参入を発表した。同社の主力電動SUV『EX5』の先行販売を開始している。

ジーリーは、インドネシアの大手自動車企業PTハンダル・インドネシア・モーターと提携し、ブカシの工業地帯に生産施設を設立する計画も明らかにした。この動きは、ジーリーのインドネシアでの足場を固めるだけでなく、右ハンドル市場への拡大を加速させ、同社のグローバル戦略における重要な節目となる。

2024年11月にインドネシア子会社を設立して以来、ジーリーは6社の主要な現地ディーラーと提携し、この重要な右ハンドル市場での存在感を高めてきた。今後3年以内に、インドネシア全土に100の販売・サービス拠点を設立し、包括的なネットワークを構築する計画だ。

PTハンダル・インドネシア・モーターとの戦略的パートナーシップの中心となるのが、ブカシ第2製造施設だ。2025年第2四半期の完成を予定しており、第3四半期からEX5の生産を開始する。この施設は、インドネシアの現地生産基準(TKDN)を満たすよう設計され、ジーリーの先進的なバッテリー技術と組立プロセスを特徴とし、インドネシアの自動車産業の電動化とスマート製造への転換に貢献する。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る