スズキはオフロード4輪駆動車「ジムニー」シリーズに初となる5ドアモデル『ジムニーノマド』を追加設定し、4月3日から販売を開始すると発表した。2024年10月に発売したコンパクトSUV『フロンクス』同様にインドから輸入し、価格は265万1000円から275万円となっている。
スズキの鈴木俊宏社長は1月30日の発表会で「ノマドという名前は、1990年に発売した『エスクードノマド』から受け継いだもので、フランス語で遊牧民を意味する。たっぷりの荷物を積んで縦横無尽に走り回るクルマというイメージを投影しており、日本導入にあたって、このクルマの特徴するネーミングとしてぴったりだと考えている。新型ジムニーノマドは幅広いお客様の期待に応えることができるモデルになり、皆様とのつながりを深め、ともに新たなる冒険を楽しむための相棒になると確信している」と紹介した。
ジムニーノマドのチーフエンジニアを務める佐々木貴光氏は「ジムニーノマドはジムニーが歴代で積み上げてきた価値と伝統を大切にしながら、さらに多くの方々にその魅力を届けたいという思いで開発をした。商品コンセプトは『本格的な悪路走破性も持つ5ドアコンパクトクロカン4×4』。ジムニー、ジムニーシエラのお客様の購入時の重視点として悪路や雪道の走破性があげられている。ジムニーノマドにおいてもジムニーシリーズの最大の魅力である悪路走破性をコアとする商品コンセプトとした」と説明。
さらに「ジムニーノマドではジムニーの魅力をより多くの方々に届けることを目指し、日常生活でジムニーの性能を必要とするお客様を開発ターゲットに含めた。お客様のご要望やジムニーの価値を改めて徹底的に調査、分析した結果、後席および荷室の利便性を向上させることを目指した」とも付け加えた。