メルセデスベンツ、トラック生産工場に新塗装プロセス導入へ…最大40%の省エネ実現

メルセデスベンツがドイツ・ヴェルト工場のトラックキャブ塗装工程を革新的かつ環境に配慮したプロセスへと段階的に移行
メルセデスベンツがドイツ・ヴェルト工場のトラックキャブ塗装工程を革新的かつ環境に配慮したプロセスへと段階的に移行全 5 枚

メルセデスベンツは、ドイツ・ヴェルト工場のトラックキャブ塗装工程を、革新的かつ環境に配慮したプロセスへと段階的に移行すると発表した。この新技術により、同社のトラック生産における使用エネルギーを最大40%削減することが可能になるという。

新塗装プロセスの核となるのは「超高固形分塗料」と呼ばれる新素材だ。これにより、塗料のウェット・オン・ウェット塗布が可能となり、各層の塗布間の乾燥工程が不要になる。下塗り後の塗装を1つの塗装ボックスで完了できるため、工程の簡素化と省エネ化が実現する。

新システムは塗料の塗布効率も極めて高く、使用する塗料量を大幅に削減できる。必要な塗装ステーションの数と関連するエネルギー消費量も大幅に減少する。具体的には、従来の15の塗装ステーションと4つの乾燥機が、5つのコンパクトで省エネ型のボックスと2つの乾燥機に置き換わる。新システムでは、化石燃料を使用せずにキャブを乾燥させることが可能だ。


《森脇稔》

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