ベントレー伝説の『スピードシックス』、復刻生産モデル出展へ…仏レトロモビル2025

ベントレー・スピードシックス・コンティニュエーション・シリーズ
ベントレー・スピードシックス・コンティニュエーション・シリーズ全 6 枚

ベントレーは、フランス・パリで2月6日に開幕する旧車ショー「レトロモビル2025」に、1920年代の名車『スピードシックス』の復刻モデルを出展すると発表した。

スピードシックスは、1928年から1930年にかけて182台が製造された伝説的なモデルだ。特に1929年と1930年のル・マン24時間レースでの連覇により、ベントレーのレーシングヒストリーに輝かしい足跡を残している。

今回の復刻版は、ベントレーが所有する「GU409」と、1930年のル・マンで使用された「オールドナンバー3」を参考に製作される。各車の製造には10か月を要するという。

ベントレー・スピードシックス・コンティニュエーション・シリーズベントレー・スピードシックス・コンティニュエーション・シリーズ

復刻版は、ベントレーの特注部門であるマリナーが手がけた。当時の製造工程を忠実に再現している。外観や内装、計器類に至るまで、1930年当時のスピードシックスを可能な限り正確に再現することにこだわった。

エンジンは6.5リットルの直列6気筒で、当時と同じ205hpを発揮する。現代の技術を使えばさらなる出力向上も可能だったが、あくまで1930年当時の姿を忠実に再現することを目指したという。

この復刻版スピードシックスは、ベントレーが手がける2番目の戦前モデル復刻プロジェクトとなる。1番目は『ブロワー・コンティニュエーションシリーズ』で、こちらも大きな話題を呼んだ。

ベントレーは、こうした復刻プロジェクトを通じて自社の豊かな歴史と伝統を現代に伝えようとしている。クラシックカーファンにとっては、往年の名車を新車で手に入れられる貴重な機会となる。

《森脇稔》

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