AIで事故車価格を即時算出、新アプリ共同開発…8方向から車両を撮影するだけ

事故車イメージ
事故車イメージ全 2 枚

AIスタートアップのACESとオークスモビリティは、事故車の価格を即時に算出するAIアプリ「AUX Pricing」を共同開発したと発表した。

「AUX Pricing」の特徴は、画像認識AIと価格予測AIの2つのAIモデルを搭載していることだ。対象車種の8方向からの画像を撮影するだけで、外装の損傷状態を判定し査定データを生成する。そのデータをもとに、オークスモビリティの過去の事故車売却データやマクロデータを学習した価格予測AIモデルが適正価格を算出する仕組みになっている。

アプリの利用料は年額12万円で、全国のディーラーや中古車販売店に向けて提供される。オークスモビリティは年間5万台の事故車を取り扱っており、日々多くの問い合わせに対応している。このアプリの普及により、そうした問い合わせ対応業務の軽減も期待されている。

ACESは、AIを活用することで、事故車の価格算出プロセスを大幅に効率化。これにより、中古車市場の透明性と信頼性を向上させることを狙う。

「AUX Pricing」は、2024年8月に発表された車両損傷判定AIアプリ「AUX Checker」に続く、両社のデジタルプロダクト第二弾となる。両社は今後も、「信頼・透明・オープンな事故現状車市場創出」に向けて、デジタル技術を駆使した取り組みを続けていく方針だ。

《森脇稔》

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