自賠責保険手続きをデジタル化、損保11社が共同システム「One-JIBAI」開始

「One-JIBAI」WEBサイトのイメージ
「One-JIBAI」WEBサイトのイメージ全 4 枚

日本損害保険協会は、国内損保など11社と共同で、自動車損害賠償責任保険・共済(以下「自賠責」)の引受・契約管理業務に係る業界の共同システム「One-JIBAI」の利用を開始したと発表した。

この新システムにより、これまで対面での手続きや現金での保険料支払い、紙の証明書交付が前提だった自賠責保険の手続きが、大きく変わる。

「One-JIBAI」では非対面で手続きできる。スマートフォンやパソコンから各保険会社・共済団体のホームページを通じて「One-JIBAI」にアクセスし、申請内容を入力することで、自賠責における異動・解約の手続きが可能となる。

キャッシュレス支払いにも対応した。手続き時に自賠責保険料等を支払う際、顧客自身のクレジットカードでの支払いが可能になる。

証明書のPDFデータ交付も実現した。手続き完了後、自賠責証明書をPDFデータでダウンロードできる。条件を満たせば、PDFデータのみの備付で自動車の運行が可能となる。

参加企業は、あいおいニッセイ同和損害保険、AIG損害保険、共栄火災海上保険、セコム損害保険、全国共済農業協同組合連合会、損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険、大同火災海上保険、日新火災海上保険、三井住友海上火災保険、楽天損害保険の計11社だ。

この共同システムの導入により、顧客の利便性向上だけでなく、保険会社・共済団体の業務効率化も期待される。さらに、法令に基づく関係機関への報告も「One-JIBAI」を活用して行うことができるようになる。

《森脇稔》

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