「トロフェオ・ランチア」、エントリー受付を開始…『イプシロン』新型でラリー復帰へ

ランチア・イプシロン・ラリー4 HFを使用した「トロフェオ・ランチア」
ランチア・イプシロン・ラリー4 HFを使用した「トロフェオ・ランチア」全 4 枚

ランチアは、新型『イプシロンRally4 HF』を使用したワンメイクレース「トロフェオ・ランチア」のエントリー受付を開始した。これにより、ラリー界への復帰を加速させている。

このトロフェオ・ランチアには、総額36万ユーロ(約5648万円)の賞金が用意され、35歳以下のドライバーが優勝した場合、次のFIA ERCシーズンでランチアコルセHF公式チームの座席を獲得できる特典も付与される。

新型イプシロンRally4 HFは、発売から3か月で80台以上が販売されるなど、好調な滑り出しを見せている。この車両を使用したトロフェオ・ランチアは、5つのイベントで計6つのラリーが開催される予定だ。

各ラリーでは、完走者全員にポイントが与えられ、上位20名には特に多くのポイントが付与される。さらに、各レース内で「ベストパフォーマー」「ミキステージ」「ラリー+」という3つの新たな挑戦が設けられ、ボーナスポイントの獲得機会が用意される。

ランチア・イプシロン・ラリー4 HFランチア・イプシロン・ラリー4 HF

フルシーズン参加の登録料は2500ユーロ(約40万円)だが、6戦のうち一部のみの参加オプションも用意されている。各ラリーのサービスパーク内には「ヴィラッジョ・ランチア・コルセHF」が設置され、トロフェオの中心地となる。

2025年シーズンは5月9日のタルガ・フローリオラリーを皮切りに、ドゥエ・ヴァッリラリー、ローマ・カピターレラリー、ラツィオラリー、サンレモラリーと続く。特にローマ・カピターレラリーは2レースに分けられ、参加チームやドライバーにとってコスト最適化と賞金獲得の好機となる。

トロフェオの公式開幕前には、ランチアとピエモンテ州の深い結びつきを象徴するピエモンテ州ラリーにランチアコルセHFが参加し、充実したファシリティとホスピタリティを提供する。

新型ランチア・イプシロンRally4 HFの納車は3月から開始され、技術規則も同時に公開される予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る