静寂のEVに躍動感ある走行音を、キャデラック初の電動「Vシリーズ」に独自サウンド搭載

キャデラック初の電動「Vシリーズ」の『リリックV』に独自サウンドを開発
キャデラック初の電動「Vシリーズ」の『リリックV』に独自サウンドを開発全 4 枚

キャデラックは、ブランド初の電動「Vシリーズ」、『リリックV』に独自のサウンドシステムを採用すると発表した。電気自動車(EV)特有の静寂性に、従来のVシリーズが持つ躍動感あふれる走行音を融合させる試みだ。

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GMのリード・サウンドデザインエンジニアのジェイ・カパディア氏が中心となり開発したこのサウンドシステムは、6層のレイヤーで構成されている。軽いアクセル操作時の基本音、強いアクセル時の追加音、停車中のアクセルブリップ音、50-70mph走行時の低周波音、80mph以上の高周波音、そして回生ブレーキ作動時の音と、走行状況に応じて変化する。

これらの音は車内に搭載された23個のスピーカーを通じて再生され、ドライバーと乗員に臨場感ある音響体験を提供する。特にV-Modeでは全6層のサウンドが活性化し、パフォーマンス重視の走行音を演出する。

リリックVは、0-60mph加速を3.3秒で達成する史上最速のキャデラックとなる。この圧倒的な加速性能と新開発のサウンドシステムにより、電動化時代における新たなVシリーズの走りを表現している。

カパディア氏は過去のVシリーズモデルからインスピレーションを得てリリックVのサウンドを開発したという。電気自動車ならではの静寂性を活かしつつ、Vシリーズファンの期待に応える走行音を追求した結果だ。

リリックVは2025年後半に登場する予定。

《森脇稔》

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