川崎重工、水素サプライチェーン全体のGHG排出量算定プラットフォーム実証

水素プラットフォームのコンセプト
水素プラットフォームのコンセプト全 1 枚

川崎重工業は、水素の製造から利用者に届けるまでのサプライチェーン全体の温室効果ガス(GHG)排出量を算定する水素プラットフォームを開発し、実証試験を完了したと発表した。2028年頃の商用化を目指す。

この取り組みは、第三者認証機関であるDNVの支援を受けて行われた。

実証試験では、大分県九重町の地熱由来水素利活用事業を対象に、水素製造サイトを管理する大林組と、製造サイトからの輸送および水素ステーションを管理する江藤産業の協力を得て実施された。

試験では、地熱発電所の電力から水素を製造し、カードルに充填後、トラックで大分市内の水素ステーションまで輸送、燃料電池自動車(FCV)に充填するまでの全工程を対象とした。GHG排出源を特定し、電力消費量やカードル輸送の実走行距離などのデータを取得し、GHG排出量および水素の炭素集約度の算定方法が国際規格(ISO/TS19870:2023)に則していることを確認した。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. マツダ『CX-5』新型、7月10日世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る