大型の燃料電池車向け「大容量水素ブースター」、スギノマシンと川崎重工が共同開発

油圧ブースター式水素圧縮機
油圧ブースター式水素圧縮機全 2 枚

スギノマシンは、カーボンニュートラルの取り組みとして、主にバス・トラックなどの燃料電池大型商用車(FC HDV)向けの大規模水素ステーションに対応する大容量水素ブースターの供給を開始したと発表した。

この新製品は、川崎重工業製の「大容量モデルの油圧ブースター式水素圧縮機」に搭載される水素ブースターで、水素供給能力が600Nm3/hと従来製品の2倍に増強されている。スギノマシンは2021年度から川崎重工業と共同で水素圧縮機用水素ブースターを開発し、2023年度から川崎重工業への供給を開始していた。

近年、FC HDVの普及に向けて、大流量かつ多くの車両に充填できる大規模水素ステーションの実現が不可欠となっている。そのため、水素ステーション内で水素ガスを圧縮する役割を担う水素圧縮機の大容量化が必要とされていた。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  5. 車内で動画やサブスクが見放題!Apple CarPlayも!データシステム『U2KIT』はディスプレイオーディオ革命だPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る