アメリカンホンダは、2月28日にフロリダ州デイトナビーチで開幕する「バイクウィーク」において、『ゴールドウィング』の50周年を祝うイベントを開催すると発表した。
会場のデイトナスピードウェイに約3000平方mの広大なスペースを確保した。2月28日から3月9日まで、巨大な展示テントと試乗車の待機エリアを設ける。
ホンダは2月初め、2025年モデルのゴールドウィングを発表。この記念すべき半世紀の節目を祝う特別カラーとロゴを採用している。1975年に登場したゴールドウィングは、ツーリングカテゴリーを確立。長年にわたり熱心なファンコミュニティを形成してきた。
展示テント内には、ゴールドウィングの歴代モデルを展示するポップアップミュージアムが設置される。モデルの進化や顧客の使用例を示す歴史的な写真や記念品も展示される予定だ。来場者は自由に見学できるほか、定期的に行われるガイド付きツアーにも参加可能だ。

ホンダは会場で多彩なイベントを企画している。その中には、ゴールドウィング50年の歴史を綴った新刊コーヒーテーブルブックの著者によるトークセッションや質疑応答、日本人アーティストによる箸を使ったゴールドウィングの独特な描画パフォーマンスなどが含まれる。
さらに、試乗エリアでは2025年モデルの50周年記念ゴールドウィング(スタンダードとツアーの両バージョン)をはじめ、『アフリカツイン』、『トランザルプNC750』、『NX500』など、多数のオンロードモデルの試乗会を実施。また、ホンダのEクラッチ技術を体験できるローラーデモも用意される。
ゴールドウィングは1975年の登場以来、ツーリングバイクの代名詞として進化を続けてきた。50周年を迎え、ホンダはその歴史と最新技術を融合させた記念モデルを発表。デイトナでのイベントを通じて、ゴールドウィングの魅力を幅広い層に伝える狙いだ。