ホンダは大型ロードスポーツモデル『CB750ホーネット』を2月13日に発売した。新型「ホーネット」としては先行して1100ccの『CB1000ホーネット』が2024年12月に国内発表。海外では販売されていたナナハン版の導入が待たれていた。待望の日本導入にSNSでは多くの反響が寄せられていた。
CB750ホーネットは、市街地走行からスポーツライディングまで幅広く対応できる車体特性を追求した新モデルとなる。

水冷・OHC(ユニカム)・直列2気筒・754ccエンジンを搭載。このエンジンは低中回転域で扱いやすくパルス感があり、高回転域では力強く高揚感のある出力特性を実現している。また、クラッチレバーの操作荷重軽減とシフトダウン時の後輪のホッピングを抑制するアシスト&スリッパークラッチを採用した。
車体は、レイアウトの最適化と各部の軽量化を施したリアフレーム一体型のダイヤモンドフレームを採用。フロントにはショーワ製SFF-BP倒立フォークを、リアには路面追従性に優れたプロリンクサスペンションを採用することで、市街地、高速道路、ワインディングといったさまざまな走行シーンに対応できる設計となっている。

装備面では、5インチフルカラーTFT液晶メーターを採用し、豊富な情報を見やすく表示。また、車両とスマートフォンをBluetoothで連携させるHonda RoadSyncを搭載し、ハンドルスイッチや音声入力により音楽再生や通話などの操作が可能だ。
さらに、スロットルバイワイヤシステム(TBW)や、走行状況や好みに合わせて出力特性を選択できるライディングモード、前輪の浮き上がりと後輪スリップを抑制するHonda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)など、充実した機能を搭載している。
価格は103万9500円から。

そんなCB750ホーネットにX(旧Twitter)上では、「安価で程好い排気量と出力」「トランザルプのエンジン積んで192kg、795mmってめっちゃいいな」「結構いい感じのスペックなのに103万とかだいぶ抑えたな」など、その価格やスペックを賞賛するコメントが多くみられた。
デザインについては、「かっこいいなあ」「一目惚れしてしまった まじですき。結婚したい」「ようやく蜂っぽい顔になったな」「黄色と黒のツートンにしたらまさにスズメバチってデザインしてて良き」など好評な声がある一方で、「CB1000ホーネットの顔にならないかな…」や「海外色の白赤無いのがダメ」など厳しい意見も。
また往年のホーネットを知るファンにとっては、「2気筒がホーネットを名乗るのは抵抗ある」「二気筒なんだ。しかし二気筒好きなので逆にけっこう魅力」など2気筒エンジンの搭載に賛否あるようだ。
CB750ホーネットは、3月に開催される「大阪モーターサイクルショー」「東京モーターサイクルショー」のホンダブースで実車の展示がされることも明らかになっている。『CB1000ホーネット』やライバルとされるヤマハの新型『MT-07』と比較してみるのも面白そうだ。