マセラティは、レーシングカーをベースにした新型スーパーカー『GT2ストラダーレ』を4月から欧州市場で発売すると発表した。
GT2ストラダーレは、昨年8月にアメリカのモントレーカーウィークで世界初公開。マセラティのレーシングDNAを受け継ぎつつ、公道走行可能な仕様となっている。V6ネットゥーノエンジンは最高出力640hpまで強化され、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は324km/hを誇る。これにより、後輪駆動車としては同クラス最高の機動性を実現していると謳う。
車体には、マセラティのカスタマイズプログラム「フォーリセリエ」による様々なカラーリングが施された。また、生産台数は914台限定で、これは同社の創業年である1914年にちなんでいる。
生産は昨年12月にイタリア・モデナの歴史ある工場で開始。マセラティは、このGT2ストラダーレを通じて、レーシングの世界で培った極限の性能と、快適な公道走行を両立させることを狙う。
このモデルは、マセラティが新時代の幕開けとして開発した「MC20」プロジェクトの延長線上にあり、同社のモータースポーツ戦略の重要な一部を担っているという。GT2カテゴリーは、プライベートチームやジェントルマンドライバーなど、レース愛好家の要望に応える理想的なプラットフォーム、としている。
