専用塗装のテーマは「凍結した湖面」、たった1台だけの特別なマセラティが氷上でお披露目

マセラティ『グランカブリオ トロフェオ ONE of ONE - THE I.C.E.』(左)
マセラティ『グランカブリオ トロフェオ ONE of ONE - THE I.C.E.』(左)全 10 枚

マセラティは、スイスのサンモリッツで開催された氷上の自動車イベント「The I.C.E. St Moritz 2025」において、『グランカブリオ トロフェオ ONE of ONE - THE I.C.E.』を世界初公開した。

グランカブリオ トロフェオ ONE of ONE - THE I.C.E.

この車両は、マセラティのカスタマイズプログラム「フォーリセリエ」の一環として製作されたワンオフモデルだ。

冬の魅力をテーマにしたこの特別仕様車は、専用に開発された「アイスリキッド」と呼ばれる3層塗装を施している。この塗装は、車両が初公開された凍結した湖面を想起させる豊かで洗練された色調を特徴としている。

マセラティ『グランカブリオ トロフェオ ONE of ONE - THE I.C.E.』マセラティ『グランカブリオ トロフェオ ONE of ONE - THE I.C.E.』

外装の特徴としては、専用エンブレムやグロスホワイト仕上げのサイドエアインテーク、アストレオデザインの鍛造ホイール、そしてグロスブルーのブレーキキャリパーが挙げられる。さらに、ブルーマリンのソフトトップを採用しており、開閉時には氷の色をイメージしたレザーインテリアと3Dタッチのカーボンファイバー仕上げが姿を現す。

マセラティのカスタマイズプログラム「フォーリセリエ」は、顧客の要望に応じて車両をパーソナライズするサービスである。今回の特別仕様車は、そのプログラムの可能性を示す象徴的な一台となった。

マセラティ『グランカブリオ トロフェオ ONE of ONE - THE I.C.E.』マセラティ『グランカブリオ トロフェオ ONE of ONE - THE I.C.E.』

このワンオフモデルは、「トロフェオ」がベース。6気筒のネットゥーノ内燃エンジンを搭載しており、3.0リットルのツインターボで542hpを発揮する。ソフトトップは、トランクスペースに自動的に収納される際、可能な限り少ないスペースを取るように設計されている。開閉には14秒しかかからず、50km/hまでの速度で動いていても操作できる。4人の乗客にも十分なスペースが確保されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  4. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る