スズキ、船外機エンジン部品の耐食性向上技術を開発…量産機で世界初

スズキが船外機のエンジン部品に耐食性のアルマイト処理を施す新技術を開発
スズキが船外機のエンジン部品に耐食性のアルマイト処理を施す新技術を開発全 1 枚

スズキは、船外機のエンジン部品に新たな耐食性向上技術を開発したと発表した。この技術は、シリンダーブロックやシリンダーヘッド、クランクケースなどの部品に適用される。

新技術の特徴は、アルマイト処理と呼ばれる電気化学的な表面処理を施すことで、海水による腐食に強い保護膜を形成する点にある。従来の処理方法では困難だった複雑な形状の冷却水路にも均一に処理を施すことが可能となった。

さらに、金属水和物を使用した低温封孔処理を組み合わせることで、摂氏300度の高温環境下でも耐食性が低下しない処理方法を確立した。これは量産船外機のエンジン部品としては世界初の採用となる。


《森脇稔》

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