これはアウディじゃないの!? ポルシェ『マカン』次世代型、まさかのガソリンエンジン搭載

アウディQ5の皮を被ったポルシェ マカン 次期型内燃機関仕様のプロトタイプ
アウディQ5の皮を被ったポルシェ マカン 次期型内燃機関仕様のプロトタイプ全 23 枚

厳冬のスカンジナビアでアウディQ5』のプロトタイプをカメラが捉えたが、そのボディの下には驚きの新型モデルが隠されていることがわかった。新型Q5は2024年秋に発表されたばかりなので、プロトタイプが寒冷地テストを実施していることは不自然なのだ……。

写真を見ると、同行しているのが『カイエンクーペEV』、『911』、『ボクスター』などで、ポルシェが大規模なテストを実施していることがわかる。したがって問題のQ5プロトタイプは、アウディではなくポルシェによってテストされていることが明確だ。情報によると、新型アウディQ5は次世代ポルシェマカン』のベースになると思われ、このプロトタイプの中にはマカン次期型が隠されている可能性が高い。

初代マカンは2014年に登場した。マカンに関しては、昨2024年にマカン・エレクトリックを発表、現行世代では内燃機関モデルを併売し、次期型以降はEVのみになる計画だった。しかし電気自動車の普及が予想よりも遅く、ポルシェは多くの顧客がガソリン車を望んでいることに気付いた。そこで「内燃エンジンまたはプラグインハイブリッドを搭載した車種の追加を含む製品ポートフォリオの拡大」を発表するに至った。

ポルシェ マカン 次期型内燃機関仕様のプロトタイプポルシェ マカン 次期型内燃機関仕様のプロトタイプ

スクープ班のカメラが捉えたプロトタイプは完全にアウディであり、エクステリアデザインにおいてポルシェ・マカンとするヒントは何も無い。ただ、エキゾーストパイプを装備していることから、マカン次期型に内燃機関バージョンが投入されるという情報を補強する。これがマカンの開発車両であるならば、数か月のうちにミュールではない完全なプロトタイプが登場するだろう。既存の車両をベースにマカンを開発することで、開発を加速し、コストを削減できると考えられる。

新型Q5はプラットフォームに新開発の「PPC」(プレミアム・プラットフォーム・コンバスチョン)を採用、マイルドハイブリッド技術にも対応している。ヨーロッパ市場では、最高出力204ps/150kWを発揮する2.0リットル「TFSI」および「TDI」エンジンと、最高出力367ps/270kWを発揮する3.0リットル「TFSI」V6エンジンが用意されている。これら3つのエンジンはすべて、7速デュアルクラッチ・トランスミッションと、短時間24ps/18kWを発揮できるマイルドハイブリッド・システムと組み合わせられている。マカン次期型ではこれらのパワートレインのいくつかが共有されると思われる。

マカン次期型内燃機関の登場は2027年以降と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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