EV280万台普及に向けて充電インフラ大幅拡充へ、ジゴワッツがベトナム企業と戦略的提携

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EV充電器メーカーのジゴワッツは、ベトナムの環境事業会社Mai Hoa Holdings Co.,Ltd(MHH)と戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。両社は、ベトナム国内におけるEV充電インフラの開発・展開を共同で推進し、同国のEV市場の成長を支援する。

ベトナム政府は2050年のカーボンニュートラル達成に向け、EV普及を促進する政策を次々と打ち出している。2024年にはEVの新車販売台数が約8万7000台に達し、国内自動車市場の15%以上を占めるまでに成長。政府は2035年までに累計280万台以上のEVを普及させる計画を掲げている。

しかし、EV充電インフラの整備はまだ充分ではない。都市部を中心に約15万ポートの充電ポイントが設置されているものの、その多くは経路充電となっており、基礎充電や目的地充電の充電設備の不足が課題となっている。

今回の提携により、ジゴワッツはベトナム市場に適したAC充電器(普通充電器)を開発・提供し、現地のEVユーザーの充電環境の向上に寄与する。また、充電インフラの効率的な運用を支援するエネルギーマネジメントシステム(EMS)を提供し、ベトナムの電力負荷の最適化を図る。さらに、EV充電の課金・管理を一元化する「PIYO CHARGE」のシステムをベトナム向けにカスタマイズし、EVユーザーの利便性の向上に寄与する。

一方、MHHはジゴワッツの技術と製品を活用し、商業施設・公共施設・集合住宅などに充電ステーションを展開する支援を行う。また、ベトナムのエネルギー事業者や自治体と協力し、EV充電インフラの拡充を進めることを目指す。

両社は2025年内にベトナム国内でのEV充電器の設置を開始する予定だ。さらに、現地ニーズに応じた新技術の導入や、EV充電インフラの柔軟な展開にも取り組み、EV充電市場の発展に寄与していく。

このパートナーシップを通じて、ジゴワッツはベトナム市場への本格的な参入を果たし、世界市場におけるEV充電インフラのリーディングカンパニーとしての地位を確立していく方針だ。

この提携により、ベトナムのEV充電インフラ市場は大きく前進すると見られる。充電の利便性向上や効率化が進み、政府が掲げるEV普及目標の達成に向けて大きな後押しとなることが期待される。

《森脇稔》

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