マツダ『CX-30』にも手動運転装置付き車両「SeDV」を新設定

マツダCX-30の手動運転装置付きの「Self-empowerment Driving Vehicle」(略称SeDV)
マツダCX-30の手動運転装置付きの「Self-empowerment Driving Vehicle」(略称SeDV)全 7 枚

マツダは、手動運転装置付きの「Self-empowerment Driving Vehicle(セルフ エンパワーメント ドライビング ビークル)」、(略称SeDV)を『CX-30』に拡大すると発表した。4月以降の発売を予定している。

SeDVは、手で直感的に加減速を行う「リング式アクセル」と「レバーブレーキ」を採用し、手動運転を実現した車両だ。通常のペダル操作と手動運転操作を簡単に切り替えられ、家族や友人との運転交代も容易に行える。

開発にあたっては、プロジェクトメンバーが福祉施設などを訪問し、直接利用者の声を聞きながら進めてきた。「より多くのモデルにも展開してほしい」という要望を受け、今回CX-30にも設定を追加した。

マツダCX-30の手動運転装置付きの「Self-empowerment Driving Vehicle」(略称SeDV)マツダCX-30の手動運転装置付きの「Self-empowerment Driving Vehicle」(略称SeDV)

また、車椅子から運転席へのスムーズな乗り降りをサポートする移乗ボードは、標準装備からメーカーオプション設定に変更。運転席だけでなく、助手席にも取り付けが可能になった。

SeDVの特徴的な機能として、運転システム切り替え機能がある。レバーブレーキを押し込み、ブレーキロックをかけた状態でイグニッションをONにすることで、アクセルリングによる手での操作が可能になる。一方、フットブレーキを踏んでイグニッションをONにすると、アクセルペダルによる足での操作が可能になる。

リング式アクセル、レバーブレーキ、ブレーキサポートボードの取付費込みの装置の価格は54万1200円。今回、同時に改良が施された『MX-30』用の同装置は54万5200円となっている。

マツダ MX-30 SeDVマツダ MX-30 SeDV

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  2. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
  3. 125ccスクーターでもここまで違う!? スズキ『バーグマン』とヤマハ『NMAX』を徹底比較
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. ホンダ『N-ONE e:』発表…みんなが使える軽乗用EVとは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る