東芝、車載向けパワー半導体の新工場が竣工…生産能力を2倍に増強へ

東芝デバイス&ストレージの姫路工場の車載向けパワー半導体の後工程新製造棟
東芝デバイス&ストレージの姫路工場の車載向けパワー半導体の後工程新製造棟全 1 枚

東芝デバイス&ストレージは、車載向けパワー半導体の後工程新製造棟の竣工式を、兵庫県揖保郡太子町の姫路半導体工場で行った。今後、装置の搬入を進め、2025年度上期より本格的な生産を開始する予定だ。

新製造棟では、スマートファクトリー化を推進する。製造工程の自動搬送による省人化やRFIDタグの導入による作業性改善・在庫管理精度向上を図る。また、環境面にも配慮し、再生可能エネルギー由来の電力活用や、屋上への太陽光発電設備(オンサイトPPAモデル)設置などにより、使用電力を100%再生可能エネルギー由来で賄う。

パワー半導体は、電力を供給・制御する役割を果たし、あらゆる電気機器の省エネルギー化に不可欠なデバイス。自動車の電動化や産業機器の高効率化などを背景に、今後も継続的な需要拡大が見込まれている。


《森脇稔》

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