日本にはない6速MTのスバル『WRX』、詳細を発表…豪州で4月納車開始

スバル WRX AWD tS Spec B
スバル WRX AWD tS Spec B全 2 枚

スバルオーストラリアは、『WRX』シリーズの最上位モデルとなる『WRX AWD tS Spec B』の詳細を発表し、受注を開始した。現行WRX初のMT(マニュアルトランスミッション)搭載モデルとして発表以来、日本でも話題となっていたモデルだ。最初の納車は4月を予定している。

この新モデルは、WRXシリーズの中でも特に走行性能を重視した仕様となっている。最大の特徴は、MT車を設定することで、さらにドライブモードセレクト機能を装備する。これにより、電子制御ダンパーの設定を変更でき、ドライバーの好みに合わせて走行特性をカスタマイズすることが可能となった。

「tS Spec B」の名称は、高性能ブレーキシステムを提供するブレンボ社への敬意を表したものだ。6ポットフロント、2ポットリアのキャリパーを採用し、優れた制動力と精度の高いブレーキングを実現している。

その他の主要な特徴として、19インチアルミホイールと高性能ブリヂストンポテンザS007タイヤの組み合わせ、大型リアスポイラー、RECAROスポーツバケットシートなどが挙げられる。また、12.3インチフルLCDメーターパネルや緊急時運転停止システム(EDSS)といった最新の装備も搭載されている。

エンジンは2.4リットルターボチャージャー付きボクサー(水平対向)エンジンを搭載し、6速MTと組み合わされる。駆動方式はもちろん、スバルの伝家の宝刀「シンメトリカルAWD」だ。またスバルの象徴的な水平対向エンジンの唸り声を強調するSTIパフォーマンスマフラーが無償オプションとして用意される点にも注目だ。

ボディカラーには新色の「ギャラクシーパープルパール」が追加された。一方で、重量軽減と性能最適化のため、電動サンルーフは省略されている。

スバルオーストラリアによると、tS Spec Bは、WRXシリーズの中でも最も洗練された高性能モデル。ラリー由来の遺伝子を受け継ぎながら、最新のテクノロジーを融合させることで、よりエキサイティングな走りを実現した、としている。

《森脇稔》

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