3モーターで600馬力超え、PHEVの新型SUVを欧州で発表…中国奇瑞汽車のOMODA

中国奇瑞汽車のブランド「OMODA」の新型電動SUV『OMODA 9 SHS』
中国奇瑞汽車のブランド「OMODA」の新型電動SUV『OMODA 9 SHS』全 1 枚

中国奇瑞汽車のブランド「OMODA」は3月6日、スペインで開催された同社の1周年記念イベントにおいて、新型電動SUV『OMODA 9 SHS』を初公開した。このモデルは革新的な技術、洗練されたデザイン、プレミアム感、そして環境への配慮を兼ね備えた印象的な組み合わせを提供している。

OMODA 9は全長4.77m、全幅1.92m、全高1.67mのラージSUVで、2.8mのホイールベースを持つ。クロスクーペのようなスタイリッシュなデザインが特徴的で、流麗なラインと均整の取れたプロポーションが高級感と先進的なパフォーマンスを表現している。20インチのアルミホイールや格納式ドアハンドルなど、形状と機能を両立させたディテールも目を引く。

フロントグリルはダイヤモンド形状のフレームレスデザインを採用し、洗練されたLEDライティングシグネチャーが印象的だ。リアライトもテールゲート全体を横断するデザインとなっている。

内装も同様に洗練されており、2つの12.3インチディスプレイからなる湾曲ディスプレイが中央に配置されている。50インチの拡張現実ヘッドアップディスプレイやソニー製14スピーカーサウンドシステムなど、最新のテクノロジーを搭載している。

OMODA 9 SHSの最大の特徴は、その先進的なプラグインハイブリッドシステムだ。1.5リットルターボエンジンと3つの電気モーターを組み合わせ、最高出力は600hp以上に達する。電気走行のみで145km、総航続距離は1100km以上を実現している。

バッテリーは34.46kWhの大容量で、急速充電では30分で30%から80%まで充電可能だ。また、7つの走行モードを備え、様々な運転シーンに対応できる。

OMODAは2023年に中国で設立された新興ブランドで、スペイン市場への参入を皮切りに欧州展開を開始している。高品質で魅力的な製品を提供することで、欧州市場での存在感を高めることを目指している。

《森脇稔》

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