クボタ、「大阪・関西万博2025」で未来の農業を担う汎用ロボットを世界初公開へ

クボタType:V
クボタType:V全 2 枚

農業機械大手のクボタは、大阪・関西万博2025のパビリオン「未来の都市」において、未来の「汎用プラットフォームロボット」のコンセプトモデル2機種を展示すると発表した。そのうちの1台「Type:V」は世界初公開となる。

クボタは「食と農」の分野を担当し、Society5.0時代における食と農業の姿を表現する。同社は、完全無人化やデータを活用した精密農業をはじめとする環境負荷の低い新しい農法の確立が必要だと考えている。

「Type:V」は、従来の農業機械の枠にとらわれない完全無人プラットフォームロボットだ。作物の間隔や生育状況、作業内容に応じて車体の高さや幅を変形させることができる。また、各作業に適したインプルメント(作業機)を自動で付け替えることで、1台で多くの用途に使用可能だ。

クボタType:SクボタType:S

一方、「Type:S」は4本の脚を柔軟に曲げ伸ばしすることで、果樹園などの傾斜地や凹凸のある地形でも機体を水平に保ちながらの移動が可能だ。荷物の運搬や高精度の管理作業ができる。

これらのロボットは、複数台が協調して自律作業することにより、様々なフィールドで効率よく作業を行うことができる。クボタは、自社だけでなく社外とも共創してロボットアームなど様々なアタッチメントを開発することで、農業の枠にとどまらない多様な用途に対応することを目指している。

《森脇稔》

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