ヤマハ発動機が取り組むクリーンウォーター事業が、「第27回日本水大賞」において経済産業大臣賞を受賞した。日本水大賞は、水循環の健全化に貢献する活動を表彰するもので、学校、企業、団体、個人、行政が対象となる。
ヤマハのクリーンウォーター事業は、自社開発の「ヤマハクリーンウォーターシステム(YCW)」を用いて、飲用水へのアクセスが困難な地域の問題を解決することを目的としている。この事業は、海外市場開拓事業部がNGOなどのパートナー団体と協力し、日本政府や国連機関の公的資金を活用してアジア・アフリカを中心に展開している。
2003年以降、YCWはモニター設置を含め55基が設置されている。YCWは緩速ろ過方式をベースとした浄水装置で、低いランニングコスト、容易なメンテナンス性、環境・人に優しい構造が特長。