BMWの第6世代「eDrive」、『ノイエ・クラッセ』に搭載へ…航続と充電速度は3割向上

BMW ビジョン・ノイエクラッセ
BMW ビジョン・ノイエクラッセ全 3 枚

BMWグループは、次世代EV「NEUE KLASSE(ノイエ・クラッセ)」に第6世代の「eDrive」技術を搭載すると発表した。

このシステムは、高電圧バッテリー、電動モーター、「BMWエナジーマスター」という3つの大幅に強化されたコンポーネントで構成される。「BMWエナジーマスター」は、電動駆動システム全体の制御ユニットとして機能し、完全に自社開発され、ランツフートのBMWグループ工場で製造される。

今後、BMWグループは高電圧バッテリーに丸型セルと800Vシステムを採用する。この組み合わせは、セルと車両レベルの両方で大きな進展をもたらす。

BMW ビジョン・ノイエクラッセBMW ビジョン・ノイエクラッセ

エネルギー密度は20%向上し、充電速度は30%速くなり、航続距離も少なくとも30%増加する。丸型セルはバッテリーハウジングに直接統合され、配線される。この新しいコンセプトにより、高電圧バッテリーのコストを40%から50%削減することを目指している。

BMWグループのeドライブは、高度に柔軟でスケーラブルなモジュラーシステムに依存している。基盤となるのは、自社で開発・生産された直流励磁同期モーター(SSM)だ。xDriveを搭載した車両には、前軸に非同期モーター(ASM)を装備するオプションがあり、エネルギー損失を40%削減し、重量を10%軽減する。

将来的には、顧客は1つから4つの電動モーターを搭載したモデルを選択できるようになる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る