マツダ6後継EV『マツダ6e』今夏スペイン発売へ、4万ユーロ切る価格に

マツダ6e
マツダ6e全 6 枚

マツダは、新型EVセダンの『マツダ6e』を今夏、スペインで発売すると発表した。現地ベース価格は4万ユーロを切る3万9515ユーロ(約636万円)。日本の伝統とマツダの魂動デザイン哲学を融合させた新モデルとなる。

マツダ6eは2つの仕様と2種類の航続距離オプションを用意し、顧客のニーズに応じた選択が可能となっている。基本モデルの「Takumi」と上位モデルの「Takumi Plus」の価格差は1650ユーロ(約26万5000円)。また、標準航続距離モデルと長距離モデルの価格差は1600ユーロ(約26万円)となっている。

内装は日本の「間」の概念を取り入れ、シンプルでゆとりのある空間を演出。14.6インチのタッチスクリーン、10.2インチのデジタルメーターパネル、先進的なヘッドアップディスプレイを搭載し、14スピーカーのSonyPROサウンドシステムで没入感のある音響体験を提供する。

マツダ6eマツダ6e

性能面では、標準モデルは68.8kWhバッテリーを搭載し、最大479kmの航続距離と190kW(258hp)の電気モーターを備える。長距離モデルは80kWhバッテリーで最大552kmの航続距離を実現し、180kW(245hp)のモーターを搭載。急速充電システムにより、バッテリー残量10%から80%まで47分で充電可能だ。

安全性にも重点を置き、9つのエアバッグと先進運転支援システムを標準装備した。新たに導入された乗員モニタリングシステムは、後部座席の子供を検知し、ドライバーに注意を促す機能を備えている。

マツダは、この新型EVをマルチソリューションアプローチの一環として位置づけている。スペイン全土に64のディーラーと92の販売拠点を持つマツダは、25年以上の経験と高度な訓練を受けたスタッフにより、質の高いサポートと専門的なケアを顧客に提供する体制を整えているとしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る