パイオニアとグーフは、印刷業界のサプライチェーンにおける物流CO2排出量削減に向けた実証実験を開始したと発表した。この取り組みは、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた印刷業界の環境対策の一環だ。
実証実験では、パイオニアのルーティング技術とグーフのデジタルプリンティングプラットフォームを活用し、「適地生産」による輸送時のCO2排出量削減効果の可視化と有用性の検証を行う。
第一弾として実施したDM(ダイレクトメール)輸送のシミュレーションでは、適地生産(1拠点から5拠点)を行った場合、最大82%のCO2削減が見込めることが分かった。この結果は、印刷業界における環境負荷軽減の可能性を示唆している。