バージョンアップ! 臨場感を持って体験、マツダミュージアムが4月1日に再オープン

部分改修したマツダミュージアム
部分改修したマツダミュージアム全 9 枚

マツダは広島市にあるマツダミュージアムの部分改修を終了し、4月1日より再オープンすると発表した。3月28日には、リニューアルされた部分についてメディア向け発表会が行われた。

【画像全9枚】

マツダミュージアムは、マツダのDNAやブランドを発信する基地であり、マツダの歴史を知ることができる場所として1994年にオープンし、昨2024年に開館30周年を迎えた。館内には過去に販売されていた多くのマツダ車やロータリーエンジン、レースカーなどが展示され、小学生を対象とした自動車産業学習の支援を行う施設としても活用されている。累計来場者は191万人だ。


発表会にはコーポレート業務本部の周藤綾香氏が登壇し、改修された部分について解説した。改修のコンセプトについては、マツダの魅力やこれまでの歩み、そしてこれから目指す未来をより臨場感を持って体験してもらうことを目的として、展示内容を見直したという。

◆見学ツアーのシナリオもアップデート

マツダミュージアムは、見学エリアを10のゾーンに分けており、マツダの歴史や技術、実際の組み立て工場など、ゾーンごとにご案内している。ゾーン1からゾーン7まではマツダの過去。ゾーン8とゾーン9はマツダの現在。そしてゾーン10でマツダが描く未来についてを公開している。

今回の改修では、コンテンツだけではなく、見学ツアーのシナリオもアップデートした。展示物を紹介するだけではなく、マツダのあくなき挑戦の歴史や物づくりへのこだわりをしっかりと伝えることを狙いとし、来場者に、マツダの過去から現在、そして未来に至るまでの一貫したビジョンや情熱を感じていただけるツアーへとバージョンアップされた。

部分改修したマツダミュージアム部分改修したマツダミュージアム

◆マツダ787Bが目の前を走り抜ける姿を体感できる

改修されたゾーンについては、まずモータースポーツの歴史展示エリアが挙げられる。1991年のルマン24時間耐久レースで日本車として初の総合優勝を果たした「787B」のエリアには、新たに立体音響設備が導入された。岡山国際サーキットで収録した実際のエンジン音を再現し、来場者はまるでマツダ787Bが目の前で走行しているかのような臨場感を味わうことができる。

またバイオディーゼル燃料を活用した最新のモータースポーツ車両を新たに展示。カーボンニュートラル実現に向けて挑戦するマツダの姿勢が感じられる。周藤氏は「これらの展示を通じて、マツダ787Bの時代から現代へと受け継がれるマツダの情熱を伝えたい」と語った。

◆より直感的に感じられる技術とデザイン革新

またマツダの技術とデザインの変革期に関する展示エリアも改修ポイントになっている。以前の展示ではパネルを使って技術革新とデザイン革新について紹介されていたが、直感で伝わる展示を導入し、マツダの核心とあくなき挑戦を体感できるようになった。

具体例として、マツダの革新的な技術である「SKYACTIV」技術の分解展示モデルを配置し、走る喜びと優れた環境、安全性能を両立させるため、マツダが車の基本技術をゼロから見直したことを直感的に感じられる。

デザイン革新の部分では、代表例であるコンセプトカー『シナリ』(靭・SHINARI)を展示している。シナリはマツダのデザイン哲学である“魂動”を象徴するモデルで、その美しいフォルムとダイナミックなデザインがマツダのデザイン革新を体現している。これらふたつの展示を通じて、マツダの技術とデザインの革新が両輪で進化したことを体感できる。

ただし周藤氏は、次のようにも語った。「スカイアクティブ技術と、新たなデザインテーマである“魂動”は単なる過去の変化点ではない。マツダが技術とデザインの両面で常に挑戦し続けている姿勢と、今に通じるものづくりへのこだわりを、実物の展示を通じてお伝えしたい」。

部分改修したマツダミュージアム部分改修したマツダミュージアム

◆マツダのビジョンを体現したエリアとは?

ツアーの締めくくりとして新たに「エピローグゾーン」を新設。ここでは未来への期待を感じさせるマツダのビジョンを表現したエリアになっている。具体的には、最新のコンセプトカー『アイコニックSP』を展示。空間全体で上映している映像は、ミュージアム館内での体験を振り返り、マツダミュージアムから前向きな人の輪を広げていくというメッセージが込められている。

プレゼンテーションの最後に周藤氏は、「これらの展示を通じてマツダが伝えたいことは、地域の人々とのつながりやいきいきとする体験を通じて、前向きに今日生きる人の輪を、広島から全国へ、そして世界へと広げていきたい」と締めくくった。

《関口敬文》

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