1000馬力超え! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型をスクープ...初のスプリットヘッドライト採用

アルファロメオ ステルヴィオ 次期型のプロトタイプ
アルファロメオ ステルヴィオ 次期型のプロトタイプ全 28 枚

スウェーデン北部では冬季テスト走行のシーズンが終わりに近づいているが、まだサプライズがあった。スクープ班のカメラが、アルファロメオの人気クロスオーバーSUV、『ステルヴィオ』の次期型プロトタイプを初めて捉えた!

2025年に創立125周年を迎えるアルファロメオにとって、早ければ2025年後半にも発表されるステルヴィオ次期型は最重要車種のひとつだ。ワールドプレミアは、遅くとも2026年内と思われる。

捉えたプロトタイプは、アルファロメオの開発車両ではおなじみの迷彩柄で覆われている。しかし、特徴的なスクデットグリルが輪郭が覗いており、紛れもなくアルファロメオであることがわかる。フロントエンドには分割されたLEDヘッドライトが装備されているようで、上部ユニットは小型の『ジュニア』を彷彿とさせる。

側面から見るとスポーティなスタンスを誇示しており、プロポーションは現行型より洗練された、クーペのようなSUVクロスオーバーのシルエットを実現している。ルーフラインは一体型リアスポイラーのように見える部分まで優雅に傾斜しており、スポーティな雰囲気を高めている。ホイールベースは現型よりも少し長いようだ。

リアセクションを見ると、以前のティザーで示されていたように、全幅にわたってLED テールライトが搭載されることがほぼ確実だ。

アルファロメオ ステルヴィオ 次期型のプロトタイプアルファロメオ ステルヴィオ 次期型のプロトタイプ

次期型は、ステランティスの「STLAラージ」プラットフォームを採用したヨーロッパ初の車両となる。このプラットフォームはすでにダッジ『チャージャー』、ジープ『ワゴニアS』、そして近日発売予定のジープ『リコン』などに採用されており、さらに多くの車種のベースになると予想されている。しかし、ステルヴィオに関しては、アルファロメオの特徴であるスポーティネスを維持することに留意しているようだ。

パワートレインにも大きな進化が見られそうで、次期型には完全電動とハイブリッドユニットが提供されることが公式に発表されている。アルファロメオの元CEO、ジャン=フィリップ・インパラト氏は以前、高性能の「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」が、フル電動化により最高出力1000psを発揮する可能性を示唆していた。ガソリンバージョンにチャージャーの直列6気筒ツインターボエンジンを採用するという予測もあるが、確認はとれていない。

技術面では、高度な運転支援システム(ADAS)を可能にする「STLA Brain」電子アーキテクチャも搭載される。無線アップデートが可能なのがひとつの特徴だ。スクープ班はキャビンもちらりと見ることができたが、現行型よりもかなり大きなインフォテインメント・スクリーンが搭載されているようだ。

またステルヴィオ次期型に続いて、ファストバックボディのクロスオーバーとなる、新世代の『ジュリア』が登場する。新型ジュリアは従来型と同様に、ステルヴィオとシャシー、パワートレイン、テクノロジーを共有するだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る