もう純正ナビには戻れない! プリウスの音質革命は“DSPアンプ”で始まった[car audio newcomer]by ウイニング、オーナー:北川智之さん 後編

もう純正ナビには戻れない! プリウスの音質革命は“DSPアンプ”で始まった[car audio newcomer]by ウイニング、オーナー:北川智之さん 後編
もう純正ナビには戻れない! プリウスの音質革命は“DSPアンプ”で始まった[car audio newcomer]by ウイニング、オーナー:北川智之さん 後編全 7 枚

スピーカー、サブウーファーを滋賀県のウイニングでインストールして音質アップを果たした北川さんのトヨタ『プリウス』。次に計画したのは調整機能&パワーアンプの強化。そこで選んだのが高性能なDSPアンプだった。想像以上の音のグレードアップに夫婦で満足の様子だ。

◆スピーカー&サブウーファーの次は
DSPアンプを使って調整機能とアンプを強化

奥さんの通勤車へのオーディオインストールでプロショップの実力を知った北川さん。ファミリーカーであるプリウスへのモレルのスピーカー&ミューディメンションのパワードサブウーファーをインストールしてその高音質に存分に味わっていたのだが、間もなくして次のテーマが生まれてくる。

「十分に良い音になったと思っていたんですが、純正ナビを使っていたので調整機能は簡単なイコライザー程度だったんです。そこで、これをもっと高性能なナビに交換するとどんなに音が良くなるんだろう? と考えたんです。ウイニングに行って相談したところ、カーナビは変更しないでDSPアンプを追加する方法があることを紹介されたんです。これには非常に興味がありました」

DSPによる調整機能に加えてパワーアンプも内蔵しているのがDSPアンプの特徴。従来の純正ナビ内蔵のパワーアンプに比べてのグレードアップが予想された。

「DSP機能だけじゃなくスピーカーの駆動力もアップすることも知って、ますますDSPアンプをシステムに組み込みたいと思いました。そこでセレクトしたのがヘリックスのP-SIX DSPです。DSPアンプとしての評価も高くて、間違いないと思ったんです。取り付ける前から音圧のアップや低域の厚み、スピーカーのポテンシャルをさらに引き出すことが期待されてすごく楽しみになりました」

◆DSPアンプの調整機能を駆使することで
ライブ会場の雰囲気までが伝わるリアルさを表現

DSPアンプは取り付け&接続だけでは十分な機能を発揮しない。プロショップがレベルの高い調整を施してはじめて効果を発揮するユニットなのだ。もちろんウイニングではDSPよる詳細なサウンドチューニングを施した上で納車することになる。

「DSPアンプを取り付けてでき上がってきたプリウスを聴いたんですが、想像を超える音質アップでした。思い切り音量を上げても音が割れないでクリア、低音から高音までのバランスの良さも抜群です。また今回の調整でリアスピーカーを鳴らさないでフロント2ウェイを重視した設定にしてもらったんです。これも効果的で目の前でボーカルが歌ってる感じがすごくリアルに伝わります。ライブ音源を聴いても会場内の雰囲気も伝わってきて気持ち良い音なんです。プロショップの調整技術のレベルの高さを感じました」

プリウスはファミリーカーなので、奥さんや子供と出かけることも多いため、DSPのメモリーは運転席重視に加えて奥さん用に助手席重視のメモリーもオーダーした。家族でドライブする際に助手席重視のメモリーに切り替えたところ奥さんが音の変化に反応する。

「DSPのメモリーを助手席重視に切り替えてもらったところ低音の音圧も出てすごく良いです。DSPでここまでプリウスの音がレベルアップするのはスゴいと思いました。でも正直言うとプリウスだけこの音にするのはずるいなーと思ってます、私のキャンバスももっと高音質化したいなあと思っているところです」(奥さん)

◆ドライブ中は夫婦共通の好きな曲を聴くのが楽しみ
クルマ好き夫婦の話題の中心はオーディオとカスタム

プリウスのオーディオシステムをシステムアップしたところ、ファミリーでのお出かけが快適になったと言う北川さん夫婦。休日になるとショッピングセンターにプリウスで行くのが恒例になっている。そんな時には曲のセレクトも楽しんでいる。

「スマホには'80年代~'90年代の大好きな曲がいっぱい入ってるのでDSPアンプにUSB接続して良い音で聴いています。夫婦共通の好きな曲も多いんです、ワイルドスピードのサウンドトラックもそのひとつ。ノリの良い曲やテンポが強調された曲を聴くことが多いです。オーディオの音が良くなってからはプリウスに乗ってる間はずっと夫婦で音楽を楽しむようになりました」

クルマに乗っていないときでも夫婦でオーディオやクルマの話をすることが多くなったという北川さん。

「今度こんなクルマが出たみたいよとか、自宅でくつろいでるときでもクルマの話になることが多いです。先日も大阪オートメッセに家族で出かけて楽しんできました。オーディオはもちろんカスタムもチューニングも夫婦で大好きなんです」

オーディオによる高音質化を体験した北川さん、今後はスピーカーのグレードアップやデッドニング、さらにはケーブルの変更もプランしている。奥さんも一緒になってクルマやオーディオを楽しんでいる環境なのでカスタムに理解があることも北川家の良いところ。夫婦で相談しつつ望みのシステムアップを計画中だ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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