ヤマハ発動機販売は、直列4気筒エンジンを搭載したロードスポーツ『MT-10 ABS』の2025年モデルを発売すると発表した。上級モデルの「MT-10 SP ABS」が先行して5月16日に、スタンダードモデルが5月30日にそれぞれ販売を開始する。
MT-10は、ヤマハの「MTシリーズ」のフラッグシップとなるモデルで、クロスプレーン型クランクシャフトを備えた水冷4ストロークDOHC直列4気筒4バルブの997ccエンジンを搭載する。

“MT-king's Dignity”を開発コンセプトに、操る悦びを体感できるサウンドデザインや高精度の電子制御を採用、「意のままに操れるストリート最強のスポーツ性」と「多用途で楽しめる機能」を集約させたモデルとなっている。上級モデルのSPは、オーリンズ製電子制御サスペンション、アンダーカウルなどを装備し、ワンランク上の走りを実現する。
2025年モデルでは、MT-10 ABSにMTシリーズの新たな象徴カラーである新色の「マットライトグレー」を採用。上質さを感じさせる「マットライトグレーメタリック4」のボディ色に鮮やかなスカイブルーのホイールを組み合わせ、未来的でクリーンなイメージを表現した。現行の「ブルー」、「マットダークグレー」、そしてSPの代名詞ともいえる「シルバー」は継続となる。

価格は、MT-10 ABSが192万5000円、MT-10 SP ABSが218万9000円となる。