ランチア『イプシロン』新型、電動モデルが早くも改良…EVは航続425kmに拡大

ランチア・イプシロン新型
ランチア・イプシロン新型全 4 枚

ランチアは、新型『イプシロン』のEVとハイブリッドの性能を強化すると発表した。2024年2月に発表されてからわずか1年で大幅なアップデートをおこなう。この改良により、プレミアムハッチバックBセグメントでのリーダーシップを固める狙いだ。

EVの「イプシロン エレクトリック」は、バッテリーと駆動系の最適化により、1回の充電で最大425kmの走行が可能になった。これは従来モデルと比べて約6%、22kmの航続距離延長を実現している。54kWhのバッテリーと115kW(156hp)の電気モーターを搭載し、100km走行あたりの平均消費電力は14.3kWhとなっている。

一方、ハイブリッドの「イプシロン ハイブリッド」は、エンジンとモーターの総合出力を110hpと明示した。これは2027年に導入予定のユーロ7規制を先取りしたもので、内燃機関の出力だけでなくハイブリッドシステム全体の出力を表示することが求められる。

ランチアのこの動きは、都市型モビリティをより持続可能で手頃、かつ透明性の高いものにするための取り組みの一環だ。価格を据え置きながら性能を向上させることで、電気自動車の普及促進を図っている。

新型イプシロンは、エレガンスとサステナビリティを兼ね備えたモデルとして、ゼロエミッションの都市交通に適した電気自動車版と、効率的で将来の基準に対応したハイブリッド版の両方で、プレミアムハッチバック市場でのベンチマークとしての地位を強化することを目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る