ホンダの新型発電機は静音設計、最新排出ガス規制にも対応…米カリフォルニア州で発売

ホンダの新型発電機「EU3200i」と「EU7000iS」
ホンダの新型発電機「EU3200i」と「EU7000iS」全 3 枚

米国ホンダの事業部門、ホンダパワースポーツ&プロダクツは、カリフォルニア州で新たな環境基準に適合したガソリン発電機2機種の販売を開始したと発表した。

販売開始されたのは「EU3200i」と「EU7000iS」の2機種で、いずれも「スーパークワイエットシリーズ」と呼ばれる静音設計の発電機だ。これらの製品は、アメリカ環境保護庁(EPA)のフェーズ3排出基準とカリフォルニア大気資源局(CARB)のTier 4規制に適合している。

スーパークワイエットシリーズは、インバーター技術を採用し、軽量かつ完全密閉型のボディを特徴としている。音響工学的な設計により、従来モデルと比べて大幅に静音性が向上している。また、負荷に応じて出力を自動調整する「エコスロットルシステム」を搭載し、効率的な運転を実現している。

環境基準への適合のため、ホンダは両モデルに蒸発ガス制御システムや燃料キャップテザー、改良型キャニスターなどの設計改良を加えた。これにより、燃焼効率が最適化され、窒素酸化物や粒子状物質、炭化水素、硫黄などの大気排出物が低減されている。

EU3200iは、重量が約27kgと軽量でありながら3200ワットの出力を実現。RVのルーフトップエアコンや照明、その他の電化製品を同時に稼働させることができる。一方、EU7000iSは7000ワットの定格出力を持ち、商業用途や住宅用バックアップ電源として利用可能だ。

両モデルには、一酸化炭素を検知して自動停止する「CO-MINDER」システムや、スマートフォンアプリを通じて遠隔操作や状態監視ができる「My Generator」機能が搭載されており、安全性と利便性が向上している。

《森脇稔》

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