中国GAC、ミラノデザインの欧州向け新型EVを発表

AION UT
AION UT全 7 枚

中国の自動車メーカーのGAC(広汽集団)は、イタリアで開幕した「ミラノデザインウィーク2025」に3年連続で出展し、欧州市場向けの新型EVを2車種発表した。

同社は今回のイベントで、欧州向け新型電気自動車(EV)「AION UT」と「AION V」を披露した。AION UTはGACのミラノ先進デザインセンターで開発され、イタリアのデザイン美学と現地市場の好みを融合させたモデルだ。世界初となる眉毛をモチーフにしたヘッドライトデザインや、高度な安全機能を備えている。

AION Vも欧州市場で再デビューを果たし、最新の安全技術を搭載している。両モデルとも、第2世代のマガジンバッテリーを採用し、急速充電性能と安全性を高めている。

GACのAIONブランド初のグローバル戦略モデル『AION V』GACのAIONブランド初のグローバル戦略モデル『AION V』

GACインターナショナルのグローバルCOOのThomas Schemera氏は、「優れたデザイン、最高水準の品質、先進的な技術を備えた製品を提供し、最終的にはヨーロッパの消費者により良いモビリティ体験の提供を目指している」と述べた。

同社は2025年第3四半期にポーランド市場でAIONとHyptecブランドのモデルを投入する予定だ。これにより、GAC社の欧州市場進出が本格化することになる。

今回の展示を通じて、GAC社は「ヨーロッパで、ヨーロッパ向けの、ヨーロッパに溶け込み、ヨーロッパの役に立ち、ヨーロッパに貢献する」というビジョンを掲げ、欧州市場での存在感を高める戦略を明確にしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
  3. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る