NEXCO中日本、高速道路の停電回避へ新技術開発に着手

ケーブルの多くは地中に埋設。ケーブル被覆が劣化することで電気が地中に流れる事象が発生する
ケーブルの多くは地中に埋設。ケーブル被覆が劣化することで電気が地中に流れる事象が発生する全 1 枚

NEXCO中日本は、高速道路における停電事象の回避に向けた新たな取り組みを開始した。同社はTokai Innovation Instituteと共同で、微小な漏れ電流を高精度で捉える手法の研究に着手した。

高速道路には、インターチェンジやトンネルなどの設備に電気を供給するための受配電設備がある。電力を送るためのケーブルの多くは地中に埋設されているが、ケーブル被覆の劣化により電気が地中に流れる「地絡事象」が発生し、停電に至る場合がある。

現在、地絡事象が起きた場合はブレーカー動作により電源供給を停止し、損傷したケーブルを取り換えている。この研究は、ケーブルの劣化状況を把握し、事前に取り換える予兆保全への転換を目指すものだ。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る