2026年卒予定の就職人気企業、 理系はソニーGが4年連続首位、トヨタ8位、ホンダ13位に躍進[新聞ウォッチ]

ソニー本社(東京)
ソニー本社(東京)全 3 枚

日本の総人口が13年連続で減少幅が拡大している中で、就職希望の学生たちの「売り手市場」にも歯止めがかからないが、そんな時代の流れとともに学生たちが選んだ人気企業にも変化が起きているようだ。

日経新聞と就職情報サイトのマイナビが2026年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした就職希望企業調査の結果をまとめたところ、希望が多かった人気企業のランキングでは、理系はソニーグループが4年連続、文系は家具・日用品で商品の企画開発から製造、販売まで自社で手掛けるニトリが3年連続で首位となったそうだ。

きょうの日経が「2026年卒大学生対象就職企業人気ランキング」を詳しく取り上げているが、ランキング上位の企業では「多様なインターシップを通じて企業理解とキャリア形成を促す姿勢が人気を保持した」などと分析している。

このうち、理系総合ではトップのソニーGのほか、2位が味の素、3位がSky、4位がKDDI、5位がパナソニックグループで昨年とほぼ同じ顔ぶれだが、トヨタ自動車は昨年の10位から8位にランクアップしている。ただ、そのトヨタも理系男子では6位だったが、理系女子になると43位で、相変わらず男女間の格差が大きいことがわかる。

さらに、理系総合の自動車関連企業では、ホンダが昨年の53位から13位に大躍進したが、そのホンダとの経営統合を見送った日産自動車は70位、川崎重工業とマツダが81位に入ったものの、それら以外の自動車メーカーは100位以内には入らなかった。

また、業種別ランキングのうち、自動車・輸送用機器では、1位がトヨタ、2位がデンソー、3位がホンダ、4位がアイシン、5位がスズキ、6位が日産、7位がマツダ、8位が川崎重工、9位が豊田自動織機、10位がスバル。安定志向を重視して資本提携を含めたトヨタ系企業が大半を占めている。

2025年4月15日付

●人口「自然減」最大89万人、18年連続、15歳未満最低11% (読売・1面)

●半導体関税週内に詳細、トランプ氏、部製品は除外示唆 (読売・1面)

●希望乗せて飛ぶクルマ、万博初のデモ (毎日・1面)

●ひと、福島・浜道りをキャンピングカーでつなぐ、日下あすかさん (毎日・4面)

●米関税企業52%悪影響、5300社調査、対象「特になし」が最多 (産経・8面)

●岐路の道路政策、高速道、遠のく無料化、利用半減でも車線拡充 (日経・1面)

●万博経済効果3兆円、訪日客が消費押し上げ(日経・5面)

●鈴木修氏の「遺産」浜松に、EVシフトへ会員企業500社超、中小の現場から提案力(日経・14面)

●来春卒の就職人気ランキング、ニトリ、ソニーG首位、本社・マイナビ調査(日経・14面)

《福田俊之》

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