自動車のクラッチ技術応用、自転車のペダリングを楽にする「Reloda」エクセディが開発

エクセディの自転車用ダンパー付クランク「Reloda」
エクセディの自転車用ダンパー付クランク「Reloda」全 5 枚

自動車部品メーカーのエクセディは、自転車のペダリング時における筋肉使用割合を最大20ポイント低減する新製品「Reloda(リロダ)」を発表した。

自転車のペダリングを楽にする「Reloda」

Relodaは自動車のクラッチに使用されている減衰装置(ダンパー)の技術を応用した自転車用クランクで、2025年夏頃にサカイサイクルから発売される予定だ。

Relodaの特徴は、ペダルを踏み込む際にダンパー内部とチェーンリングがねじれ、内蔵されたスプリングが縮むメカニズムにある。このスプリングの動きがペダリングをサポートすることで、筋肉への負担が軽減される。神戸大学との共同研究により、Relodaを装着した自転車と通常の自転車を比較した結果、筋肉使用割合が最大20ポイント低下することが実証された。

エクセディは自動車業界で培った高品質・高安全性の基準をRelodaにも適用。耐久試験をクリアした商品を提供するという。同社は「喜びの創造」という企業理念のもと、脱炭素社会への貢献や人々のライフスタイルの変化に合わせた新製品開発を進めている。

Relodaの試乗会は、4月19日・20日に東京ビッグサイトで開催される「CYCLE MODE TOKYO 2025」にて実施される。エクセディブース(東7ホール 7-702)付近のピットで当日受け付ける。

エクセディは世界25か国に拠点を持つグローバル企業で、マニュアルクラッチやトルクコンバータなどの駆動系部品を生産・販売している。Relodaの開発は、既存製品と駆動伝達の技術を応用して社会に貢献できる製品を作れないかという社内のアイデアから生まれたという。

《森脇稔》

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