ヴァレオは、中国で4月23日に開幕する「上海モーターショー2025」に出展。モビリティの未来を形作る最先端のソリューションを発表し、特にスマートな電動化、ADASとユーザーエクスペリエンス、ライティングとスタイリングの4つの戦略的分野におけるイノベーションを強調する。
展示される技術には、双方向充電に対応した超小型車載充電器、航続距離を最大24%伸ばせるPredict4Rangeソフトウェア、中国で初展示となるIneez Air Chargingワイヤレス充電ソリューションなどが含まれる。また、世界初のLiDARクリーニングシステムや第3世代LiDARヴァレオSCALA 3、拡張現実ゲーム体験「Valeo Racer」も展示される。
ヴァレオは、持続可能なモビリティの推進に取り組んでおり、リマニュファクチャリングやエコ設計ワイパーブレードなどの革新的な製品を紹介する。同社のクリストフ・ペリヤCEOは、中国市場の重要性を強調し、イノベーションとスピーディな対応が求められる中で、より安全で持続可能なモビリティを提供する意向を示した。
ヴァレオは1994年に中国に進出し、現在27か所の生産拠点と13か所の研究開発センターを持つ。中国市場は、ヴァレオの総売上高の17%を占め、同国の自動車メーカーが受注の60%を占めている。