スバル『ソルテラ』が表情一新! 大幅改良で航続距離が25%以上拡大…ニューヨークモーターショー2025

スバル・ソルテラ 改良新型(米国仕様)
スバル・ソルテラ 改良新型(米国仕様)全 14 枚

スバルオブアメリカは、米国で16日に開幕した「ニューヨークモーターショー2025」で、改良新型『ソルテラ』を発表した。2023年に初登場したこの電動SUVは、走行性能、効率性、スタイリング、室内快適性など、大幅な改良が施された。

改良新型ソルテラの外観は、6つ星の発光ロゴを含む新しいEV専用のライティングシグネチャーや、リデザインされたヘッドランプ、新しいフロントバンパーデザイン、20インチと18インチの新デザインホイールなどが特徴だ。リアには新しいエンブレム、リアゲートガーニッシュ、スポイラーが追加され、夜間の存在感を高めるとともに空力性能を向上させている。また、一部カラーではボディ同色のフロントフェンダーも用意され、都会的な雰囲気を醸し出す。

スバル・ソルテラ 改良新型(米国仕様)スバル・ソルテラ 改良新型(米国仕様)

内装は明るい雰囲気で、低い位置にあるセンタータッチスクリーンと開放的な視界が特徴だ。ダッシュボードのメタリック仕上げが水平基調を強調し、幅広いセンターコンソールが個人の所持品を収納しやすい中心的なハブとなっている。

改良新型ソルテラは74.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、推定航続距離は458km以上と、従来モデルから25%以上向上している。新たに追加されたバッテリー予熱システムにより、寒冷時でも最適な充電温度を維持できるという。

スバル・ソルテラ 改良新型(米国仕様)スバル・ソルテラ 改良新型(米国仕様)

新しい全輪駆動システムは、前後のモーター出力を独立して制御し、オンロードとオフロードの両方で走行性能を向上させた。標準モデルは233hpを発揮し、新設された「XT」グレードでは、より強力なデュアル電気モーターにより338hpを実現。0-96km/h加速は5秒以下となっている。

充電に関しては、10%から80%までの充電が約35分で完了する高速充電に対応。標準装備のNACS充電ポートにより、北米全土の1万5000以上のテスラ・スーパーチャージャーでの充電が可能となる。

スバル・ソルテラ 改良新型(米国仕様)スバル・ソルテラ 改良新型(米国仕様)

走行性能面では、スバルの伝統である本格的なオフロード性能も備えている。X-MODEデュアルモードシステムや8.3インチの最低地上高など、小型電気SUVクラス最高レベルのオフロード性能を誇る。

さらに、14インチのマルチメディアタッチスクリーンやワイヤレススマートフォン充電器、アイサイト運転支援技術など、快適性と安全性も大幅に向上している。

スバル・ソルテラ 改良新型(米国仕様)スバル・ソルテラ 改良新型(米国仕様)

2026年モデルとして登場する改良新型ソルテラの価格や詳細な使用は、2025年後半の発表となる。日本でも現行モデルの生産をすでに終了しており、この改良新型が投入されるとみられる。

《森脇稔》

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