日産『パトロール』、豪州は新型ではなく従来型を継続 その理由とは

日産『パトロール』の2025年モデル(オーストラリア仕様)
日産『パトロール』の2025年モデル(オーストラリア仕様)全 6 枚

日産自動車は、フルサイズSUV『パトロール』の2025年モデルをオーストラリアで発表した。中東などで発表された新型ではなく、オーストラリアでは従来型を継続販売する。これは、現地で人気の高いV8エンジンが、新型には用意されないことが要因と見られる。

オーストラリアで販売される2025年モデルの『パトロール』

2025年モデルの内装は、2種類のカラースキームから選択可能となった。モダンでミニマルな黒革調の内装か、ウッドグレインのアクセントを施したプレミアム感のあるチェスナットカラーの内装のいずれかを選ぶことができる。

日産『パトロール』の2025年モデル(オーストラリア仕様)日産『パトロール』の2025年モデル(オーストラリア仕様)

車内テクノロジーも一新され、12.3インチの大型センタータッチスクリーンが新たに採用された。このスクリーンは、ワイヤレスApple CarPlayやAndroid Autoなどの接続機能に加え、ナビゲーションシステムも内蔵している。さらに、ワイヤレス充電機能や7.0インチのTFTドライバーディスプレイも新たに搭載された。

パワートレインには、従来通り5.6リットルV8ガソリンエンジンを搭載する。405hpの最高出力と560Nmの最大トルクを発生し、7速オートマチックトランスミッションと電子制御の4WDシステムと組み合わされている。

日産『パトロール』の2025年モデル(オーストラリア仕様)日産『パトロール』の2025年モデル(オーストラリア仕様)

フラッグシップグレードのTi-Lには、13スピーカーのBOSEサウンドシステムやセンターコンソールのクールボックス、デジタルハイビジョンインテリジェントリアビューミラーなど、さらなる高級装備が追加されている。

また、カスタマイズされた「ウォリアー」も、同様の内装アップデートを受けており、2025年モデルでは新たにブラックのサイドステップが追加された。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
  4. 三菱『デリカD:5』19年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  5. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る