ランボルギーニの歴史を守る「ポロ・ストリコ」が10周年…名車の復元・保存に貢献

「ポロ・ストリコ」によって復元中のランボルギーニ・カウンタック
「ポロ・ストリコ」によって復元中のランボルギーニ・カウンタック全 17 枚

ランボルギーニは、同社の歴史保存部門である「ポロ・ストリコ」が設立10周年を迎えたと発表した。2015年に設立されたこの部門は、ブランドの貴重な歴史的遺産と車両を保存・強化することを目的としている。

「ポロ・ストリコ」が修復した伝説級のランボルギーニ

ポロ・ストリコは、会社のアーカイブを保存し、ランボルギーニの歴史的モデルの適切な保存を確保する役割を担っている。車両の修復や認証を行い、これらの車の長期的な保存に積極的に貢献している。10年間の活動で、同部門はさまざまな重要なプロジェクトを完了し、着実に成長して、コレクターや愛好家にとって国際的なベンチマークとなっている。

Polo Storico WorkshopPolo Storico Workshop

ポロ・ストリコは、『350GT』から『ディアブロ』までのランボルギーニ歴代モデルを監督し、会社の歴史的アイデンティティを定義する権威ある情報源として重要な役割を果たしている。同部門は、過去のアイコンを保存しながら、将来的に仲間入りするモデルを迎える準備も行っている。

10周年を記念して、ランボルギーニは同部門の歴史と最も重要なプロジェクトを祝福し、顧客やメディア、愛好家向けに世界中でイベントプログラムを企画している。

Polo Storico Atelier and ArchivePolo Storico Atelier and Archive

ポロ・ストリコの修復作業は常に明確な目標を持っている。それは、車の歴史的、技術的、美的アイデンティティを十分に尊重しながら、すべての車を元の状態に戻すことだ。各プロジェクトは、アーカイブの徹底的な調査から始まり、何千時間もの熟練した作業が行われる。これらの作業は、ポロ・ストリコチームによって調整・監督され、一流の外部サプライヤーとも協力して行われる。

公開された修復プロジェクトは、同部門の活動の一部に過ぎない。多くのコレクターは、自分の車に施された作業を公表しないことを選択している。しかし、共有されたプロジェクトだけでも、ポロ・ストリコの重要な役割を示す証拠となっている。

ランボルギーニ・カウンタック LP500ランボルギーニ・カウンタック LP500

特筆すべきプロジェクトの一つは、50年以上前に衝突試験で破壊された1971年のカウンタックLP 500プロトタイプの完全修復。2021年に完成したこのプロジェクトは、2万5000時間以上の作業を要し、アーカイブ文書、歴史的写真、直接の証言のみから一から再現された。これは、ポロ・ストリコの精神と使命を完璧に体現する取り組みだ。

ランボルギーニ・ポロ・ストリコの10年間の活動は、自動車の歴史と技術を保存する上で重要な役割を果たしてきた。今後も、クラシックカーの愛好家やコレクターにとって、貴重な存在であり続けていく。

Polo Storico Atelier and ArchivePolo Storico Atelier and Archive

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ルーミー』が10年ぶりの刷新…次期型はハイブリッド化か?
  2. マツダの新型「FRスポーツ」開発始動! 特許公開、次期ロードスターかアイコニックSPか?
  3. 日産公式ライセンス取得の「スカイライン GT-R Tシャツ」、R32・33・34の3台を描く…予約開始
  4. ジープ『チェロキー』新型、2モーターハイブリッド駆動モジュール搭載…アイシンやデンソーが開発 
  5. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  5. 「日本vs中国」だけでは語れない、電動化で競争は新たな段階へ…「GIIAS 2026」に見るインドネシア自動車市場の現在地
ランキングをもっと見る