日産の新型EVセダン『N7』の詳細発表、航続は635kmに…上海モーターショー2025

日産の新型EVセダン『N7』
日産の新型EVセダン『N7』全 5 枚

日産自動車は4月23日、「上海モーターショー2025」において、新型EVセダン『N7』の詳細スペックを発表した。東風日産乗用車公司が開発したこのモデルは、従来の開発期間を大幅に短縮して生み出されたという。

N7は洗練されたデザインと広々とした室内空間を兼ね備えている。フロントには710個の高出力LEDと日産独自のV-Motionデザインを採用。サイドにはフレームレスドアやフラッシュドアハンドルを配置し、リアには882個のOLEDを一直線に配置している。

空気抵抗係数は0.208と優れた空力性能を実現。58kWhと73kWhの2種類のリチウム鉄リン酸(LFP)バッテリーを用意し、フロントに搭載された電動モーターの出力は58kWh仕様で160kW、73kWh仕様で200kWとなっている。最大トルクは共通して305Nmだ。

日産の新型EVセダン『N7』日産の新型EVセダン『N7』

航続距離は58kWh仕様で510km以上、73kWh仕様では最大635kmを達成。充電は残量10%から80%まで約19分、30%から80%までは約14分で完了する。

全モデルにマクファーソンフロントサスペンションとマルチリンクリアサスペンションを搭載。中国の自動運転技術リーダーであるMomenta社と提携し、高度な運転支援システム「Navigate on Autopilot」を採用している。

内装では、AIを駆使して姿勢を調整する「ゼロプレッシャーシート」や12ポイントのマッサージ機能付きシートなど、快適性を追求。15.6インチの2.5K解像度センターインフォテインメントスクリーンやQualcomm® Snapdragon 8295Pプロセッサーを搭載し、高性能な車内エンターテインメントシステムを実現している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る