ENECHANGE(エネチェンジ)が運営するEV充電スポット情報サイト「EVsmart.net」に、革新的な位置情報技術システム「what3words(ワットスリーワーズ)」が導入された。
what3wordsは、世界中を3m四方に区切り、それぞれのマス目に固有の3つの単語を割り当てることで、正確な位置を検索、共有、ナビゲーションすることができるシステムだ。この機能の追加により、EVユーザーは各充電スポットの位置を正確に把握し、カーナビやスマートフォンアプリへの位置情報の共有が容易になる。
背景には、多くのEVユーザーから報告されていた「施設内での正確な充電器の位置が分かりづらい」という課題がある。また、EVsmart.netで取得した座標情報をカーナビやスマートフォンに転送する際、住所や地図アプリを経由する必要があり、余計な操作が増えるという問題もあった。
what3wordsの導入により、EVsmart.netに掲載されている各EV充電スポットの詳細ページに「what3wordsアドレス」の表示が追加された。これにより、充電スポットのピンポイントな位置特定が可能になり、利便性向上が期待される。
具体的には、商業施設や立体駐車場など広い敷地内にある充電スポットの場所が分かりづらい場合、チャットアプリや音声入力などを通じて位置を共有したい場合、カーナビやナビアプリへの位置情報送信時に住所入力を介さず直接指定したい場合、に効果を発揮するという。
ENECHANGEは、今後も継続的な機能改善を通じて、EVユーザーの利便性向上に取り組んでいく。
EVsmart.netは、日本全国のEV充電スポットを網羅的に掲載する業界最大級の情報提供サイトで、リアルタイムの充電器情報や口コミ、ルート検索機能などを提供している。登録充電器数は急速9124件、普通1万4817件(2025年4月24日時点)、掲載口コミ数は15万0205件に上る。