2000~15年の「5月4日」に公開された記事から気になったものをピックアップ。デビューしたてのホンダ『S660』をはじめ、なぜか試乗記が多い日付ですね。20年前の上海モーターショーレポートは、いま読み返すとおもしろいです……。
新型の『エブリイワゴン』は、その乗り味が妙に印象に残るクルマである。このワゴンと商用車の『エブリイ』は、クルマとしてハッキリ作り分けられていて、たとえば、その足は乗ってみてすぐわかるくらいに異なっている。

既報の通り、BYD汽車の新形セダン『F3』はトヨタ『カローラ』によく似ている。外観ではヘッドライトとグリルの造形や位置のバランスをはじめ、全体のシルエットやキャラクターラインの入れ方までそっくりだ。しかしそれだけではなかった。リアのランプはどうやらホンダ『フィットアリア』を参考にしたらしい。さらに、ドアを開けてみて驚愕してしまった。

アルファロメオ『MiTo』の最強モデル「MiToクアドリフォリオヴェルデ」が日本に導入された。「エンジンオブザイヤー」受賞の1.4リットル4気筒インタークーラー付きエンジンは170馬力を発し、6速MTと組み合わされる。走行モードを変更して運転を楽しめるサスペンションや、アイドリングストップシステムが付く。

高性能版のメルセデスベンツ「A250 SPORT」を堪能した後で「A180のSports(スポーツ)」に試乗。ところが見劣りするどころか、動力性能、走りっぷりに“頃合いのよさ”を実感した。実用主体で言うと、発進時から乗り味がキツくないのがいい。もちろん既存のCクラス等FRのサルーン系とはキャラクターは違い“いなし”こそ少なめ。

大型二輪免許がなくても、クルマのMT免許があれば乗れるハーレーがある。「トライク」と呼ばれる3輪バイク「TRI GLIDE ULTARA(トライグライドウルトラ)」(税込み425万円から)だ。サービスエリアや街のなかで「改造車でしょ?」と声をかけられることがあるが、ハーレーの新車カタログにもしっかり載っている正真正銘の純正モデル。

『208』はコンパクトでかわいいけれど、何か少し物足りない。そんな心の隙間を埋めてくれるのが、SUVテイストを取り入れた『2008』である。『308』からの『3008』はミニバン風だが、208から2008への変身は、都会的エッセンスもふんだんなクロスオーバー。一人で乗ってもサマになるタイプは、女性ユーザーにも気になるところだろう。

昨年の北京モーターショーでは、コンセプトカーとして発表された長安汽車のミニミニバン『CM8』は、現在ではすでに販売も開始されている。メーカーによればこのクルマはMPWなのだという。CM8は「MPWという新しい概念」なのだそうで、MPWとは「マルチ・パーパス・ワゴン」の略称なのだという。そして車名の“CM”は「シティ・マルチパーパス」の頭文字を取ったものだとか。

4月20日より日本での注文の受付が開始されたBMW『X1』。大人3人が余裕を持って広々座れるリアシートは、状況に合わせてレイアウトを変更できる多様性を持っている。BMWマーケティングディビジョン、プロダクト・マネジメントの金田雅志さんは、「リアシートのバックレストは角度調整が可能で、31度までバックレストを傾けることが出来ます」という。

最高出力560ps、最大トルク700Nm! 世のスペックマニアの心を鷲掴みにしそうな4リットルのV8バイターボ搭載の『RS7スポーツバック』は、ルックスは意外なほど大人しいが、その走りは“圧巻”のひとことだ。とくに加速。アクセルペダルを意識的に踏み込むと、身体というより脳ミソや内臓がシートバックに押し付けられるような強烈な加速が味わえる。

ホンダ『S660』を公道にて試乗、四国・高知のワインディングロードを駆け回る。CVT仕様+700回転の7700回転がリミットのエンジンを回し、アクセルオフすればパシュッというブローオフバルブのリリーフ音が耳に届くスポーツサウンド、そしてセレクトスイッチを押すことでメーター が赤く光などの演出もゴキゲンなのだが、それよりもうれしく感動できることは山ほどある。