6輪F1マシン「タイレルP34」、タミヤの東京直営店1周年記念で展示

タミヤ本社で保存されている6輪F1マシン「タイレルP34(Tyrrell P34)」
タミヤ本社で保存されている6輪F1マシン「タイレルP34(Tyrrell P34)」全 1 枚

総合模型メーカーのタミヤは、東京都港区・新橋の直営施設「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」のオープン1周年を記念し、タミヤ本社で保存されている6輪F1マシン「タイレルP34(Tyrrell P34)」の実車展示を、5月20日から6月30日まで実施する。

展示観覧は無料。モータースポーツ史に名を残した歴史的F1マシンの姿を間近で見ることができる。

「タイレルP34」は1976年のF1世界選手権で登場した前輪4輪・後輪2輪のF1マシンだ。空気抵抗の削減と前輪グリップの増大を狙った独創的なフォルムは1975年の発表以来世界中から注目を集めた。7戦目のスウェーデンGPでは1-2フィニッシュを達成し、革新性と戦闘力を兼ね備えたマシンとして知られている。

1976年10月に日本で初めて開催されたF1世界選手権「F1世界選手権イン・ジャパン」では、静岡県の富士スピードウェイで大雨と霧の中を疾走し、2位でゴールした。このレースは観客に強烈な印象を残した。

翌1977年、タミヤはこのマシンを1/20グランプリコレクションの第1弾としてキット化し、6月には1/12ビッグスケールシリーズでも展開した。スーパーカーブームの中でF1の魅力を象徴する1台として注目を集め、現在もこれらのキットは生産されている。

今回の展示期間中は関連企画も実施される。5月27日から6月30日まではタイレルP34の関連資料を展示するギャラリーウォールが設置される。また、5月27日からは1回3500円(税込)以上の購入者を対象に、オリジナルグッズやカフェ無料券が当たるスピードくじも開催される。

さらに5月20日から25日までは第63回静岡ホビーショーで発表されたタミヤの新製品を施設内で展示するTAMIYA SHOWCASEも行われる。

「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」は「タミヤの今が、ここにある」をコンセプトに、約6000アイテムのタミヤ製品を集めたフラッグシップ拠点。平日は11時から20時、土日祝は10時から19時まで営業している。入場料は無料だ。

株式会社タミヤは1946年創業の総合模型メーカーであり、車や飛行機、艦船のプラスチックモデル、ラジオコントロールモデル、ミニ四駆、工作キットなどを製造販売している。品質世界一を目指し、模型の可能性を追求し続けている。

《森脇稔》

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