ホンダ三部社長「独自開発の次世代ADASをキードライバーに新価値創造に取り組む」…四輪電動化戦略を修正

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ホンダ0SUV全 15 枚

ホンダは5月20日、「2025ビジネスアップデート」の説明会を開催。2030年度までにEV関連投資に10兆円を投じる計画だったが、7兆円に減額すると発表した。EVの販売台数比率も目標としていた30年度30%から20%になるという。


◆EV投資の再延期もありうる

「EVの普及の前提となる各地域での環境規制の変化などによるEV市場拡大スピードの鈍化や、通商政策動向の変化など、事業環境の不透明さが増している」と三部敏宏社長は話し、「当初の電動化戦略がこのままでいいというわけには当然いかない」と強調した。

そこで、約1兆5000億円と過去最大規模の投資を計画していたカナダEV・電池工場の稼働を30年以降に延期。しかも、投資を実行するかどうかは30年以降の状況を見て判断するとしており、さらに延期する可能性もあるとのことだ。

◆ハイブリッドは4年間で13モデル、販売台数は2倍に

世界販売台数についても、30年360万台の目標は維持するものの、EVの販売台数は70万~75万台になる見通しだ。その代わり、足元で好調なハイブリッド車(HEV)戦略を強化し、27年から4年間で13モデルを投入。30年にはいまの倍以上の220万台に増やすという。

「ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム『e:HEV』とそれを搭載するプラットフォームを全方位で進化させていく」と三部社長。具体的には、エンジンの高効率エリアの拡大とハイブリッドユニットの駆動効率向上などにより、世界最高効率のパワートレインを実現する。なんでも燃費が10%以上も向上し、五感に響く上質・爽快な走りがさらに進化したクルマになるそうだ。

また、コストについても、次世代ハイブリッドシステムは、2018年モデルに対して50%以上、現行の2023年モデルに対しては30%以上のコスト低減を目指す。さらに、北米市場向けに力強い走行性能、牽引性能、環境性能を兼ね備えた大型車用のハイブリッドシステムを開発し、2020年代後半に商品投入する計画だ。

◆次世代ADASを2027年頃に搭載、全経路で支援

三部社長によれば、HEVやEVで今後のカギとなる技術はADAS(先進運転支援システム)とのことで、「独自開発の次世代ADASをキードライバーとして、パートナーとの協業も活用しながら多角的に新価値創造に取り組んでいく」という。

その1つとして、カーナビで目的地を設定すると、一般道か高速道路かを問わず、目的地までの全経路において、クルマがアクセルやハンドルなどの運転操作を支援する、次世代ADASの独自開発を進めている。この次世代ADASは2027年頃に北米や日本で投入予定のEV・HEVに搭載される見通しだ。


《山田清志》

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