ホンダ、二輪の世界生産累計5億台、インド市場でも増産販売攻勢へ[新聞ウォッチ]

ホンダ、インド西部グジャラート州の第4工場
ホンダ、インド西部グジャラート州の第4工場全 3 枚

バイクの世界販売シェア首位のホンダが、経営の屋台骨を支えている二輪車の世界生産台数が累計で5億台に達したことを受けて、自社工場のあるインド西部グジャラート州で記念式典を開いたという。

きょうの朝日がインドのビタラプール発で「ホンダ、二輪車累計5億台」、日経がアーメダバード発として「ホンダ、二輪車65万台増産、インド工場に160億円投資」との見出しで現地特派員が報じているが、インドと言えば、スズキの独壇場だけに他の日本車メーカーのインド発のニュースが紙面を飾るのも珍しい。

記事によると、ホンダはインド市場でも単独で初の通年シェア1位を視野に、販売攻勢をかけるそうだ。そのため、2027年までにインド西部グジャラート州の第4工場に約92億ルピー(約160億円)を投資し、新たな生産ラインをつくり、インドで二輪車を年65万台増産する計画という。

ホンダはインド国内に4つの二輪車工場を持つが、グジャラード州の工場では新ラインが完成すれば生産能力が261万台に増えて、カルナタカ州にある工場(250万台)を上回り、ホンダとして世界最大の二輪車生産拠点になるそうだ。

インド全体の生産台数は27年には700万台規模に増える見通しで、「2000万台の世界生産のうちインド産は3割ほどを占めており、世界の中核拠点の位置づけが強まる」(日経)とみられる。

また、インドの2024年度の二輪販売は1960万7332台で中国を上回り、世界最大の二輪市場となったという。「ホンダを含む主要メーカーにとって収益を拡大する好機と映る」(日経)とも伝えている。

2025年5月23日付

●関税4回目協議30日軸、赤沢氏首脳会談来月中旬(読売・1面)

●米国の車関税「早期回避」を自工会会長 (読売・8面)

●ホンダ二輪車累計5億台、インドでの通年シェア1位視野に (朝日・9面)

●日産「ノート」輸出を検討、再建へHV強化 (毎日・7面)

●ガソリン価格神経戦、与野党、暫定税率廃止時期で溝 (産経・5面)

●マツダ、1万769台リコール(産経・20面)

●上場企業、6年ぶり減益、今期関税・円高が重荷 (日経・1面)

●AI人材、グループで育成、トヨタなど(日経・15面)

●「日産格下げ懸念強まる」R&I,米関税定着なら (日経・16面)

《福田俊之》

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