ビー・エム・ダブリューは5月19日、BMW 『5シリーズ』と『7シリーズ』の10車種において、ステアリングホイールの内部ケーブルの圧着が不適切なため、ハンズオフ警告や緊急停止が正常に作動しないおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは、2024年1月15日 ~ 2024 年5月13日に制作された、BMW「520d xDrive」、「523d xDrive ツーリング」、「523i」、「740d xDrive」、「740i」、「i5 eDrive40」、「i5 eDrive40 ツーリング」、「i5 M60 xDrive ツ ーリング」、「i7 eDrive50」、「i7 M70 xDrive」の合計211 台。
ステアリングホイール内にあるケーブル締結部のボルト穴の掘削深度が不適切であったため、ボルトが締め付けられた状態でケーブルが正しく圧着できていないものがある。そのため、接触不良となり、ハンズオフ警告や緊急停止が正しく作動しないおそれがある。
改善措置として、全車両、ステアリングホイール内にあるケーブルのボルト締結部を点検し、必要に応じてワッシャーを取り付けて再組付けを行う。
不具合、事故ともに発生していない。