アラブ首長国連邦(UAE)の新興EVメーカーのNWTNは、「NWTN AI産業パーク」(NAIP)プロジェクトを発表した。
このプロジェクトはアラブ首長国連邦(UAE)のハリファ経済特区アブダビ(KEZAD)に位置し、約13万平方mの敷地を有する。これはNWTNが新エネルギー車メーカーからグローバルなIT企業への転換を図る重要な一歩となるという。
NAIPは2つの主要区域で構成される。一つは自由貿易区内のグローバル物流パークで、最先端の国境を越えたサプライチェーンハブとして機能し、車両や部品の倉庫、再輸出貿易プラットフォーム、軽加工・再包装工場を備える。中東、アフリカ、南ヨーロッパへの迅速な配送ニーズに対応する。
もう一つはメインランド区域のAIスマート製造パークで、最新のSKD(セミノックダウン)車両組立工場と主要コンポーネント・スマートハードウェア生産施設を設置する。将来的な拡張性を考慮した設計で、完成車製造能力も備える予定だ。
NAIPはデジタル、モジュラー、スケーラブルな設計思想に基づき、AI主導の生産管理システムを統合することで、部品保管から半完成品組立、最終車両納入までのスマート製造チェーンを構築する。これはNWTNの長期的な「UAEで製造し、グローバルに配送する」戦略を支えるものだ。