新興EVメーカー「NWTN」、グローバルIT企業へ 中東UAEでAI産業パーク計画

NWTNのスマートEV『MUSE』(参考)
NWTNのスマートEV『MUSE』(参考)全 1 枚

アラブ首長国連邦(UAE)の新興EVメーカーのNWTNは、「NWTN AI産業パーク」(NAIP)プロジェクトを発表した。

このプロジェクトはアラブ首長国連邦(UAE)のハリファ経済特区アブダビ(KEZAD)に位置し、約13万平方mの敷地を有する。これはNWTNが新エネルギー車メーカーからグローバルなIT企業への転換を図る重要な一歩となるという。

NAIPは2つの主要区域で構成される。一つは自由貿易区内のグローバル物流パークで、最先端の国境を越えたサプライチェーンハブとして機能し、車両や部品の倉庫、再輸出貿易プラットフォーム、軽加工・再包装工場を備える。中東、アフリカ、南ヨーロッパへの迅速な配送ニーズに対応する。

もう一つはメインランド区域のAIスマート製造パークで、最新のSKD(セミノックダウン)車両組立工場と主要コンポーネント・スマートハードウェア生産施設を設置する。将来的な拡張性を考慮した設計で、完成車製造能力も備える予定だ。

NAIPはデジタル、モジュラー、スケーラブルな設計思想に基づき、AI主導の生産管理システムを統合することで、部品保管から半完成品組立、最終車両納入までのスマート製造チェーンを構築する。これはNWTNの長期的な「UAEで製造し、グローバルに配送する」戦略を支えるものだ。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  4. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
  5. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る